免疫力とは

毎年、冬になるとインフルエンザが流行りますが、

同じ状況にいたとしてもインフルエンザにかかる人もいれば、

かからない人もいます。

 

同じように、新型コロナウイルス感染症についても、
コロナにかかっても全く症状が出ない人もいれば、

重症化して亡くなってしまう人もいます。

 

この差は、「免疫力」の違いによって生じてきます。

 

このように外敵から身を守ってくれる免疫力。

感染症にとって大切なことは想像しやすいかと思います。

 

しかし、実は、免疫力は、他の病気にも関わっています。

 

たとえば、癌も免疫力が下がったことで起きてきます。

というのも、私たちの身体の中では、

毎日、数百～数千個の癌細胞が作られています。

 

それでも、癌にならずに過ごせているのは、

私たちの身体の免疫システムがちゃんと働いていて、

癌細胞を異物として認識し、身体から排除してくれているからです。

 

他にも免疫力が落ちると 、
・気管支炎や肺炎、膀胱炎、中耳炎などの感染症にかかりやすくなる
・下痢をしやすくなる
・アレルギー症状が出る
・発疹やイボなどができやすくなり肌が荒れたり、髪の毛が抜けたりしやすくなる
・発育が悪くなる
といった症状が出てきます

 

意外なところで、認知症も免疫力と関係しているといわれています。

 

つまりは免疫力が落ちたら、私たちはいろいろな病気になってしまうということです。

 

そう聞くと免疫力を高めたいと思いませんか？

 

しかし、残念なことに

一般的には、15歳までに免疫システムが出来上がり、

20歳を超えると免疫力が落ちてくるといわれています。

 

とはいえ、いくつになっても元気な人はいます。

「免疫力」は私たちの日ごろの行い次第で上げることが可能なのです。

 

いつまでも健康で過ごすために、

免疫力を上げる生活習慣を取り入れていきましょう。