寒い冬はこれで乗り切ろう! 冷え対策のツボ3選
2024/11/19
三陰交
「三陰交」は女性の味方
三陰交(さんいんこう)というツボの名前は、
東洋医学における「経絡(けいらく)」の考え方に由来しています。
東洋医学の重要な概念の一つに「気血(きけつ)」があります。
気血とは、わかりやす<言えば、エネルギーと一般に理解されていますが、
その気血の流れる通路のことを経絡(けいらく)といい、
全身に12本の特性を持った流れがあります。
三陰交は、その名の通り、3つの陰経(足の太陰脾経、足の少陰腎経、足の厥陰肝経)がここで交わっていることが由来しています。
経絡図に興味がある方は、下記のページを参考にして下さい。
https://www.ou-hari.com/keiraku-hikei.html
三陰交のツボを刺激することで、この3つの経絡に働きかけることができるというわけです。
生理痛や月経前の心身の不調、不妊、更年期障害、冷え性といった
女性の悩みに効果があるといわれています。
三陰交の位置
内くるぶしの頂点から指幅4本分上がったところで、骨と筋肉の境目が三陰交のツボになります。
身体が冷えている時の「三陰交」は、ツボ自体も冷たく、力がありません。
ゆっくり息を吐きながら静かに押して、息を吸いながら離します。
目安としては、一度に続けて3回程度押すと良いでしょう。
押す力は控えめに。温灸も効果的です。
ツボを押したときに痛みがあれば、足だけでなく腹部もかなり冷えている可能性があります。
そのような時は胃腸の働きが低下しており、身体を温める力が十分発揮できません。
身体を温める食物をとるように心がけましょう。
八風
足先の痛みやしびれに
八風穴の「八」は八つのツボの数、風は風の邪という意味があります。
東洋医学では冷たい風は病気を引き起こす原因のひとつと考えているます。
足先は普段でも冷えやすい所、特に秋から冬にかけて気温が下がるとよけい冷えやすくなります。
冷えると普段から足先の循環が悪い人にとっては痛みやしびれが発症しやすくなります。
八風はそういった下半身の冷えやそれに伴う症状に効果的です。
八風を刺激することで、足先の血行を良くし、足全体をポカポカと温めてくれます。
冷えがよくなることによって、だるさやしびれ、痛みの改善が期待されるのです。
他にも代謝良くしたり、血圧を下げたりといった様々な効果が期待できます。
湧泉
湧泉は万能ツボ
今回は、冷え性だけでなく、疲労回復にも効く万能ツボとしてもしられる
「湧泉(ゆうせん)」です。
湧泉(ゆうせん)は、名前が示すように
エネルギーが「湧き出る泉」のようなツボです。
少陰腎経(しょういんじんけい)という経絡上のツボで、
足の症状以外に、全身の倦怠感や疲れやすさ、不眠、ストレスや不安、高血圧の他、
月経に伴う冷えやのぼせなどの女性に多い諸症状にも効果的で、
「万能ツボ」とも言われています。
湧泉は、太陽神経叢のツボとしても知られています。
太陽神経叢は、みぞおちの辺りにある神経細胞の集まりで、自律神経のコントロールセンターとも呼ばれています。
太陽神経叢の役割は、消化器系の臓器がしっかりと働くように調整することです。
また、感情やストレスの影響を受けやすい臓器の働きを調整する重要な場所でもあり、別名「第二の脳」とも呼ばれます。
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